ツイッター（Twitter）は米国時間29日、2014年第2四半期決算を発表。同期はサッカーワールドカップなどの影響でユーザー数・売上とも大きく拡大し、アナリスト予想を大きく上回る結果になった。またこの発表を受けて同社の株価は一時約35%も上昇したという。

ツイッターによれば、同期の売上は3億1220万ドルで前年同期から2倍以上に拡大し、2億8300万ドルというアナリスト予想（WSJ集計）を大きく上回った。損益は1億4460万ドルの赤字となった。

月間アクティブユーザー数は前年同期比24%増の2億7100万人で、前期から約1600万人（6.3%）の増加。またモバイルユーザーの割合が2億1100万人（全体の78％）に達した。さらにツイッター独自の指標であるタイムラインビュー（ユーザーがタイムラインを更新した回数の総計）は1730億回で前期から10%の増加となった。

同期の成長について、ツイッターは、ワールドカップのライブスコアや投票システムなど新たなツールや、フェイスブック（Facebook）にも似た新たなユーザープロフィール画面などが功を奏したと説明。また、同社のディック・コストロ（Dick Costolo）CEOは、同サービスに登録して利用している月間アクティブユーザー以外にも、ログインせずに同サイトにアクセスしているユーザーも一定数いる点も強調したという。

ツィッターは前四半期までユーザー数の伸び鈍化などが伝えられ、これを不安視する声も上がっていたが、今回の発表でこうした不安が払拭されたことから株価が急騰したと思われる。

【参照情報】
・Twitter Tops Quarterly Estimates for Sales, User Growth - Bloomberg
・Twitter's user growth beats targets, shares skyrocket - Reuters
・Twitter's Earnings: New Metrics, User Growth and Other Areas to Watch - WSJ
・Twitter's Big Second Quarter, by the Numbers - WSJ
・Twitter rebounds from earnings slump with strong user growth and unexpected profit - The Verge