航空機内での通話は禁止へ - 米運輸省がルールづくり(WSJ報道)
2014.08.05
Updated by WirelessWire News編集部 on August 5, 2014, 14:22 pm JST
2014.08.05
Updated by WirelessWire News編集部 on August 5, 2014, 14:22 pm JST
航空機内での携帯電話の利用について、米運輸省(Department of Transportation)が通話を禁止とする方向でルールづくりを進めようとしているという。WSJが米国時間4日に報じた。
航空機内でのモバイル端末の利用については、航空機の安全性能の改善により、昨年から大幅な規制緩和を求める動きが進んでいた。ただし、他の乗客の迷惑などにもつながりかねない通話については、これまで判断が先送りされていた。
WSJによれば、航空業界関連団体「International Aviation Club」が先週ワシントンで行ったイベントに登場した運輸省のキャスリン・トムソン(Kathryn Thomson)氏という法律顧問が、同省が機内での携帯電話による通話を正式に禁止とすることを検討していると発言したという。また、運輸省の広報担当もこれを認めており、今年12月に関連するルールの提案を行う予定があることを明らかにしたという。
運輸省は機内での通話禁止という措置について、他の乗客の迷惑になることを主な理由にあげており、携帯電話やスマートフォンを使ったテキストメッセージやデータ通信などは規制されない見通しだという。
これに対し、航空会社各社は禁止とするかどうかは各々の判断に任せるべきという意見もあり、機内での通話を禁止する考えをすでに表明している航空会社もあるいっぽう、携帯通話用ブースを設けるなどして通話を認める航空会社が出てくる可能性もあるなどとされている。
【参照情報】
・U.S. Moves Closer to Formal Rules Barring In-Flight Cellphone Calls - WSJ
・DOT looking likely to ground the idea of in-flight cell phone calls - GigaOM
・US reportedly proposing ban on in-flight cellphone calls - The Verge
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