シャオミ(小米)、サムスンを抜いて首位に - 中国市場Q2端末出荷台数
2014.08.05
Updated by WirelessWire News編集部 on August 5, 2014, 17:38 pm JST
2014.08.05
Updated by WirelessWire News編集部 on August 5, 2014, 17:38 pm JST
調査会社カナリス(Canalys)の調べによると、4-6月期の中国スマートフォン市場における出荷台数で、新興スマートフォン・メーカー、シャオミ(Xiaomi、小米)がサムスン(Samsung)らの大手各社を押さえて、初めて首位に立ったという。
シャオミの同期の出荷台数は約1499万台で出荷台数シェアは約14%、2位以下はサムスン(約1322万台、12%)、レノボ(約1302万台、12%)、ユーロン(1272万台、12%)、ファーウェイ(1186万台、11%)となった。シャオミの前年同期の出荷台数は約440万台だった。またこの増加の影響で、シャオミは出荷台数は世界全体でも第5位となったという。
[Smart phones, China, units by vendor, Q2 2014 - Canalys]
この大幅増加の理由について、カナリスのアナリストは「100ドル超の低価格帯で売られているRedmiシリーズの売れ行きがとくに好調だった」「上位シリーズのMiもRedmiもそれぞれ価格競争力がある」などとWSJにコメントしている。
シャオミは、販売チャネルをオンラインに限定し、マーケティングもソーシャルメディアを使った口コミに限るなどして極力コストを削減、また本体代金を低く抑えて、アクセサリやアプリなどの売上で利益を確保するという戦略を採用。この手法が奏功し、一部で熱狂的なファンの支持を得ていることなどが伝えられていた。
さらに、昨年8月にグーグル(Google)から引き抜いたヒューゴ・バッラ(Hugo Barra)を海外展開の責任者に据え、インドやブラジル、インドネシア、マレーシア、トルコといった新興市場への進出を進めようとしている。
いっぽう、最近では同社の製品デザインなどさまざまな点で「アップル(Apple)のそれに酷似している」などとする批判の声も、米国のメディアなどを中心に目立つようになっている。
[Copy Cat: Mi Pad Is Apple iPad for Half the Price - Bloomberg]
【参照情報】
・Xiaomi Tops Chinese Smartphone Market - NYTimes
・Xiaomi Overtakes Samsung in China Smartphone Market - WSJ
・Xiaomi Unveils a Fresh Chapter in Its Plan to Conquer the World - Businessweek
・Xiaomi's One More Thing - TechCrunch
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