• 執筆者一覧Contributors
  • メルマガ登録Newsletter

Warning: Undefined array key 0 in /home/wwnstyle/wirelesswire.jp/public_html/wp-content/themes/wirelesswire_v3/functions.php on line 17
スプリント、米T-モバイルの買収を断念 – スプリントCEO交代へ

スプリント、米T-モバイルの買収を断念 – スプリントCEO交代へ

Updated by WirelessWire News編集部 on August 6, 2014, 12:03 pm JST

WirelessWire News編集部 WirelessWire News編集部

米携帯通信市場第4位のT-モバイル(T-Mobile USA)買収を目指していたスプリント(Sprint、同3位)がこの買収を断念、またこれに合わせて2007年からスプリントのCEOを務めてきたダン・ヘッセ(Dan Hesse)も退任する見通しだという。WSJやBloombergが米国時間5日に報じた。

WSJやBloombergでは、スプリントがT-モバイル買収を諦めた理由について、米規制当局の承認を得るのが困難とスプリントが判断したためと説明している。CNBCでは、スプリントとT-モバイルが来年の600MHz帯周波数帯オークションで共同入札を行うことを規制当局側が禁止する方向に動いていたことが、買収断念の決め手となったとも指摘している。

スプリントによるT-モバイル買収の可能性に対しては、携帯通信市場の寡占化を懸念する米連邦通信委員会(FCC)や司法省(DOJ)がいずれも消極的な姿勢を示していることが以前から伝えられていた。

The Vergeによれば、スプリントは米国時間6日にもT-モバイルとの買収交渉の終了を発表すると見られているという。またWSJでは、スプリントが同日、ダン・ハッセ(Dan Hesse)現CEOに変わる新たなCEOを発表するという関係者の話も伝えられている。さらにRe/codeでは、この後継CEOについて、ソフトバンクが昨年買収した携帯端末卸売業者ブライトスター(Brightstar)のCEOでスプリントの社外取締役も務めるマルセロ・クラウレ(Marcelo Claure)氏が最有力候補とする見方を伝えている。

いっぽう、先ごろT-モバイルに対して150億ドルで過半数の株式取得を打診していたフランスの新興通信事業者イリアド(Iliad)の動きについては、T-モバイル側が同条件での買収を断ったという話もWSJで伝えられている。同媒体によれば、イリアドが買収条件を改善しない限りは、同買収が実現する見込みはないという。


[Sprint Said to End Talks to Buy T-Mobile – Bloomberg TV]

【参照情報】
Sprint Abandoning Pursuit of T-Mobile – WSJ
http://online.wsj.com/articles/sprint-abandoning-pursuit-of-t-mobile-1407279448
Sprint Said to End T-Mobile Discussions, Plans to Name New CEO – Bloomberg
Sprint abandoning bid for T-Mobile amid regulatory challenges – CNBC
Sprint said to be giving up on buying T-Mobile – The Verge
Exclusive: Sprint to Name Brightstar’s Marcelo Claure as CEO – Re/code