グーグルがバーンズ&ノーブルに加勢 - 書籍の当日配送サービスで提携
2014.08.08
Updated by WirelessWire News編集部 on August 8, 2014, 12:01 pm JST
2014.08.08
Updated by WirelessWire News編集部 on August 8, 2014, 12:01 pm JST
グーグル(Google)が、同社のショッピング・配送サービス「Google Shopping Express」の提携先に、米大手書店チェーンのバーンズ&ノーブル(Barnes & Noble:以下、B&N)を加えたことが明らかになった。米国時間7日から米国内の一部の地域で書籍の当日配送サービスを開始するという。
「Google Shopping Express」は、グーグルが米国の一部の地域で展開する当日配送サービスで、提携先のなかにはターゲット(Target)やコストコ(Costco)、ステイプルズ(Staples)など19の小売チェーンが含まれている。同サービスの送料は1店舗につき4.99ドルで、いまのところ最初の6か月は無料となっているという。
グーグルによれば、B&N店舗からの当日配送サービスはまずマンハッタンやロサンゼルス西部、サンフランシスコ・ベイエリアで開始となり、当面は送料無料で提供されるという。
当日配送サービスの分野で先行するアマゾン(Amazon)は現在、米国の一部の大都市圏で、有料のPrimeサービス会員向けには5.99ドルで、一般ユーザーには9.98ドルで同サービスを提供。またウォルマート(Walmart)やイーベイ(eBay)なども当日配送サービスを提供しているという。
この話題に触れたWSJでは、自社で巨大な物流網を構築しているアマゾンに比べて、各店舗にShopping Express担当の従業員を置くグーグルのシステムはコストが割高になるなどとして、採算性に疑問を投げかけている。またグーグルが将来的に物流関連企業と提携する可能性もあるとするパイパー・ジェフリー(Piper Jaffray)アナリスト、ジーン・マンスター(Gene Munster)氏の予想も紹介されている。
[Google Throws Barnes & Noble a Lifeline - Bloomberg TV]
【参照情報】
・Google and Barnes & Noble Unite to Take On Amazon - NYTimes
・Barnes & Noble, Google Unite to Fight Amazon - WSJ
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