南アフリカのスタートアップ、iKubu社のバックトラッカー(Backtracker)は自転車に取り付けるレーダー・システムだ。
2つのパーツに分かれていて、自転車の後部に取り付けるのはライトとレーダーのユニットで。後方140メートルまで近づいた自動車を検出することができる。ハンドルなどに取り付ける前方のユニットにBluetooth Low Energy(BLE)で情報が送られ、自動車までの距離と自動車の速度がLED表示されるのでライダーの危険予知を助ける。
また、同時にバック・ユニットのライトがフラッシュして、後続の自動車のドライバーに自転車の存在を知らせようとする。この機能は夜道などでは追突事故の危険を相当下げてくれるものと思われる。充電式でバッテリーは8時間。
同社は2006年以来、カメラ画像から実世界の情報を取り出すコンピュータービジョンやレーダー技術に取り組んできたが、クラウドファンディングのドラゴン・イノベーション(Dragon Innovation)で資金調達してバックトラッカーを開発したいと考えている。販売予定価格は199ドル。2014年12月出荷予定。
【参照情報】
・iKubuのウェブサイト
・Backtrackerのウェブサイト
・Dragon Innovationのバックトラッカーのページ
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