米の人気ニュースサイトのバズフィード（BuzzFeed）が、有力ベンチャーキャピタルのアンドリーセン・ホロウィッツ（Andreessen Horowitz、AH）から新たに5000万ドルの資金を調達、映像コンテンツの制作・配信に乗り出すことが明らかになったという。

バズフィードの評価額は8億5000万ドルで、トリビューン（Tribune）といった大手新聞社のそれを上回る規模。バズフィードにはこれまで、ソフトバンク・キャピタル（SoftBank Capital）やハースト（Hearst）のVC部門なども出資していた。

バズフィードは2006年に、ハフィントンポスト（HuffingtonPost）共同創業者のジョナ・ペレッティ（Jonah Peretti）らが立ち上げたウェブ・ニュースサイトで、リスト形式のまとめ記事などを中心に人気を集め、月間ユニークユーザーは現在1億5000万人にも上るという。また、最近では時事ニュースや詳細な取材記事なども取り扱うようになっている。なお、2013年の売上は約6000万ドルとされており、今年の売上は倍の1億2000万ドルにも到達すると予想されている。

バズフィードは今回調達した資金の使途について、デジタルビデオ部門の強化やコンテンツ編集チームの再編などをあげているほか、他企業の買収可能性も示唆したという。

[Is BuzzFeed Already a Media Giant? - Bloomberg TV]