サムスン(Samsung)が米国時間14日、「モノのインターネット」("Internet of Things"、IoT)」関連のスタートアップ、スマートシングス(SmartThings)の買収を明らかにした。買収額は明かされていないが、一節には約2億ドルとする話もみられる。
[Hello, Smart Home - Part 2]
スマートシングスは、2012年にクラウドファンディング・サイトのKickstarterで資金を調達して創業したベンチャー企業で、通常の家電製品をインターネットに接続し、Android端末やiPhoneから操作できるようにするキットを開発・販売している。同社の販売するIoT用キットには、センサーやインターネットルーターなどが含まれ、価格は330ドルだという。
スマートシングスの従業員55人はこの売却にともない、サムスンのオープン・イノベーション・センター(カリフォルニア州パロアルト)に加わることになるという。スマートシングスのアレックス・ホーキンソン(Alex Hawkinson)CEOはThe Vergeとのインタビューのなかで、独立した立場を維持しながらもサムスンのグローバルなスケールメリットを活かせるようになることが売却の決め手となったなどとしている。
IoT関連分野では、グーグル(Google)が今年初めにネスト・ラボ(Nest Labs)の買収を発表したほか、アップル(Apple)も6月のWWDCでスマートホーム関連プラットフォーム「HomeKit」を発表していた。
[Wouldn't it be smart if... your house could light a path for your kids in the middle of the night?]
【参照情報】
・Why did SmartThings sell to Samsung? - The Verge
・Internet of Bling: Samsung Buys SmartThings for $200 Million - Re/code
・Samsung Acquires SmartThings, in Embrace of the Smart Home - NYTimes
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