英国のプロ・サッカー、プレミアリーグが、ファンによるオンライン上へのゴール動画の投稿が著作権法の違反にあたるとの見方を示し、今後は削除などの対策を進めていくと発表したことで、一部で波紋が拡がっているようだ。

BBC Newsbeatによると、同リーグの広報担当者は、ファンがゴール動画を録画してソーシャルメディアなどで共有したくなる感情に理解を示しつつも、それが違法行為にあたると警告。また同リーグでは現在、オンラインのgif画像やVine上にアップされた動画などを見つけだす技術などの開発が進んでおり、ツイッター（Twitter）と協力して違法アップロード行為などの排除を行っていくと話したという。

BBC Newsbeatによれば、現在オンライン上では多数のゴール動画が投稿されており、こうした画像などがスポーツ番組のリプレイ画像よりも早く共有されることもめずらしくないという。またこうしたコンテンツが課金販売されている例も一部にあり、英国のSunやTimesなどは月額制でプレミアリーグのゴールを視聴できるサービスを提供しているという。

今回の話題に触れたGigaOMでは、Vineなどで共有されるわずか数秒の動画がリーグに経済的な悪影響を与える可能性に疑問を呈しており、こういった動画に著作権法が適用されるかどうかについても、少なくとも米国内については懐疑的な見解を示している。

【参照情報】
・Premier League warns about posting goal videos online - BBC
・Can you share sports videos online? Premier League says no, but it's not clear why - GigaOM
・Premier League warns fans not to tweet goal videos, animated GIFs - Ars Technica