アップル、「12.9インチ版iPad」を開発中 - 来年前半にも生産開始か(Bloomberg報道)
2014.08.27
Updated by WirelessWire News編集部 on August 27, 2014, 11:01 am JST
2014.08.27
Updated by WirelessWire News編集部 on August 27, 2014, 11:01 am JST
アップル(Apple)が現在「12.9インチ版iPad」の開発を進めており、早ければ来年第1四半期にも量産が始まるとするサプライヤー関係者の話を、米国時間27日にBloombergが報じた。従来ノートPCを利用してきた法人顧客を主なターゲットにした製品になるなどとされている。
iPadはいまのところ、9.7インチ版と7.9インチ版(「iPad mini」)が販売されているが、今年に入って2四半期連続で販売台数が減少していた。また2013年末時点のタブレット市場シェアは、Androidが62%まで拡大していたいっぽう、iPadは前年同期の53%から36%まで縮小していたという。
今年秋の投入が見込まれるiPadならびにiPad miniの生産がすでに進んでいるため、大型の新モデルが今年登場する可能性はない模様。
この話題に触れたGigaOMブログでは、12.9インチ版iPadが登場すれば、これまでと違った端末として新たな需要を刺激する可能性があると指摘。また、「iOS 8」で複数のアプリを同時に稼動させる機能がサポートされることになれば大型画面のメリットはとくに大きいとなどとしている。
これとは別に、Re/codeのWalt Mossbergは同26日に掲載したコラムのなかで、今週アップルのティム・クック(Tim Cook)CEOと話をした際、同CEOが「最近のiPadの販売台数低迷は一時的なもの(a speed bump)であり、どんなジャンルでも生じること」などとする見方を示した、と記している。
[Do People Really Want a 12.9-Inch iPad? - Bloomberg West]
【参照情報】
・Apple Said to Prepare New 12.9-Inch IPad for Early 2015 - Bloomberg
・Apple planning 12.9-inch iPad for 2015: Bloomberg - Reuters
・Why it would make sense for Apple to debut a larger iPad in 2015 - GigaOM
・In Defense of Tablets - Re/code
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