「iWatch」を迎え撃つグーグル、「Android Wear」のアップデート予定を明らかに
2014.09.03
Updated by WirelessWire News編集部 on September 3, 2014, 11:32 am JST
2014.09.03
Updated by WirelessWire News編集部 on September 3, 2014, 11:32 am JST
グーグル(Google)が開発するウェアラブル端末用OS「Android Wear」の最初のアップデートが今週中にリリースされる予定だが、これに合わせてAndroid開発担当のふたりの幹部をインタビューした記事をCNETが掲載している。
この記事によると、グーグルでは今後Android Wearで動作するスマートウォッチについて、盤面インターフェイスを外部開発者が自由にデザインできるよう関連のAPIを公開することや、GPS付き腕時計端末をサポートしてランニングの際にスマートフォンを携帯しなくてもいいようにすること、さらにスマートウォッチとBluetooth接続するヘッドフォンで音楽を聴けるようにすることなどを計画しているという。盤面UIについてはGoogle Play経由でのユーザーへの配布が検討されており、たとえばリアルタイムの株価情報やスポーツの試合結果など、さまざまなものが登場する可能性が挙げられている。
なお、これらのアップデートについては年内に数回にわけてリリースされる予定で、直近のアップデートはナビゲーション機能や音声コントロール機能に関連する改良が含まれるものになるという。
Android Wear搭載端末は、すでにサムスン(Samsung)、LG電子、モトローラ(Motorola)の3社がそれぞれ製品を発表し、近日中の発売が予定されている。いっぽうアップル(Apple)でも、今月9日に開催する製品発表イベントで開発中のスマートウォッチ「iWatch」を披露すると予想されている。グーグルがAndroid Wearのアップデートを急ぐ背景には、そうした競合他社の動きがあるとThe Vergeでは指摘している。
【参照情報】
・Google says Android Wear about to get even smarter (Q&A) - CNET
・Google plans multiple Android Wear updates as Apple's wearable looms - The Verge
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