サムスン、VRヘッドセット「Gear VR」を発表 - オキュラスと共同開発
2014.09.04
Updated by WirelessWire News編集部 on September 4, 2014, 11:25 am JST
2014.09.04
Updated by WirelessWire News編集部 on September 4, 2014, 11:25 am JST
サムスン(Samsung)は欧州時間3日、ベルリンで開催されている国際的家電ショー「IFA 2014」のなかで、バーチャルリアリティ(VR)用ヘッドセット「Gear VR」を発表。同社がフェイスブック(Facebook)傘下のオキュラス(Oculus)との共同開発を進めた初の製品だという。
[Samsung Gear VR: Hands-On With Next Gen of Mobile Gaming - Bloomberg]
「Gear VR」はサムスンの最新スマートフォン「Galaxy Note 4」をはめ込んでモニターとして使用する。これにより、Galaxy Note 4のプロセッサやバッテリーをそのまま使うことで完全に無線での利用が可能で、オキュラスの「Rift」やソニーの「Project Morpheus」VRヘッドセットとはその点が異なるという。
同ヘッドセットの本体には、操作用のトラックパッド、「戻る」ボタン、音量調整キーが搭載され、Galaxy S4の背面カメラで目の前のイメージを画面に映すことも可能。また、スマートフォン内蔵の加速度計やジャイロスコープで動きを追跡することもできるという。このほか、サムスンは今後同端末向けのゲームやメディアコンテンツを提供していく予定。
なお、「Gear VR」の発売時期や価格は現時点では明らかになっていないものの、今年秋にはベータ「Innovator Edition」の発売が見込まれているという。
スマートフォンを利用したVRヘッドセットとしては、サムスンのほかにドゥロヴィス(Durovis)やブルーギンバル(BlueGimbal)など複数の企業が開発や製品リリースに向けた準備を進めている。また、「360cam」などの端末を使うことでVRヘッドセット向けメディアコンテンツの製作も簡単にできるようになるという。
[Samsung Gear VR hands on - The Verge]
【参照情報】
・Samsung enters the virtual reality race with the Gear VR headset - The Verge
・Samsung reveals virtual reality headset powered by a smartphone - Ars Techica
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