アマゾン、スマートホーム端末やウェアラブル端末の開発を視野に(Reuters報道)
2014.09.25
Updated by WirelessWire News編集部 on September 25, 2014, 11:10 am JST
2014.09.25
Updated by WirelessWire News編集部 on September 25, 2014, 11:10 am JST
アマゾン(Amazon)が、ハードウェア関連の研究開発を行う「Lab126」部門の拡充を進めようとしていることが明らかになり、これを受けてスマートホーム関連やウェアラブル関連の端末開発を視野に入れているとの話をReutersが米国時間24日付で報じている。
Reutersが確認した文書によれば、シリコンバレーにあるアマゾンの「Lab126」では現在3000人ほどのフルタイムの従業員が働いているが、同社は今後5年でこの人数を3757人まで約27%ほど増員する考えだという。アマゾンはこの雇用創出と引き替えに、税金に関して120万ドルほどの優遇措置を受けることでカリフォルニア州と合意しており、またカリフォルニア州との合意では同社がサニーベールおよびクパチーノにある「Lab 126」の拠点に5500万ドルを投じることになっているという。
そのほかReutersは情報筋の話として、「Lab126」でボタン1つで日用品などを注文できるシンプルなWi-Fi接続端末をテストしているという話や、同部門がウェアラブル技術に関心を寄せているとする話も伝えている。ただし、いずれの製品や技術も現段階では実際に製品化されるかはわからないという。
スマートホーム関連の大手テクノロジー企業の動きでは、アップルが今年初めにスマートホーム用プラットフォーム「HomeKit」を発表していたほか、グーグルも今年1月にスマートホーム関連のスタートアップであるネスト・ラボ(Nest Lab)を32億ドルで買収していた。
【参照情報】
・Exclusive: Amazon tests smart home gadgets, expands hardware lab - Reuters
・Amazon reportedly developing one-button ordering devices for your smart home - The Verge
・Amazon's secret lab is working on smart-home devices -- report - CNET
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