アップル、「12.9インチ版iPad」の量産開始を先送り - iPhone 6 Plus供給を優先(WSJ報道)
2014.10.10
Updated by WirelessWire News編集部 on October 10, 2014, 12:27 pm JST
2014.10.10
Updated by WirelessWire News編集部 on October 10, 2014, 12:27 pm JST
アップル(Apple)が現在「12.9インチ版iPad」の開発を行っており、量産の準備を進めているとする話は既報のとおりだが、この新製品の量産開始が予定より遅れることになりそうだという。WSJが米国時間9日に情報筋の話として報じている。
WSJによると、アップルが契約するOEMメーカー各社では「12.9インチ版iPad」の量産を今年12月に開始することを予定していたが、9月に発売した最新スマートフォン「iPhone 6 Plus」への需要に供給が追いついていないことから、12.9インチ版iPadの量産開始を先送りすることにしたという。WSJでは、とくに「iPhone 6 Plus」に搭載されるディスプレイの歩留まりの悪さを挙げている。また、アップルは今月開催予定の製品発表イベントで、新たに高解像度のディスプレイを搭載する12インチ版「MacBook Air」を発表すると見られており、OEMメーカーでは同製品向けのディスプレイの量産準備も進めているとされている。
「iPhone 6」および「iPhone 6 Plus」は、9月19日の発売から3日間の販売台数があわせて1000万台を超え、過去最高を記録。またアップルはその後これらの製品を新たな市場に投入してきており、今月17日には中国でも販売が開始されるとされている。
「12.9インチ版iPad」については、9.7インチ版iPadと同程度の画面解像度を備えるより大型のディスプレイを搭載するとの話が伝えられている。また一部には法人市場をターゲットにしたものとの位置付けという観測もあるが、画面大型化の狙いについてはスマートフォンの場合ほどはっきりとはしていないという。
なお、アップルは米国時間16日に新たな製品発表イベントを予定しており、このなかではiPadやiMacなどの最新機種が発表されると見られている。
【参照情報】
・Larger Apple iPad to Be Delayed - WSJ
・iPhone 6 Plus pushes back launch of bigger iPad, report says - CNET
・Apple Delays Plan To Make A Giant iPad So It Can Pump Out More iPhones - Business Insider
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