ソフトバンク、韓流コンテンツ配信サイトのドラマフィーバーを買収
2014.10.15
Updated by WirelessWire News編集部 on October 15, 2014, 12:50 pm JST
2014.10.15
Updated by WirelessWire News編集部 on October 15, 2014, 12:50 pm JST
ソフトバンクが14日、ニッチ動画ストリーミングサービスを提供するドラマフィーバー(DramaFever)の買収を発表した。
ドラマフィーバーは、ニューヨークに本拠地をおく2009年創業のベンチャー企業で、韓流ドラマや映画など、韓国発のオンライン動画コンテンツ約1万5000本をストリーミング配信している。同社はこれまで、AMCネットワーク(AMC Networks)やソフトバンクベンチャーズ(SoftBank Ventures)などの投資家から1200万ドルを調達しており、ここ数か月は新たな資金調達や事業売却の可能性を探っていたという。なお、買収額については明らかになっていない。
この話題に触れたGigaOMブログでは、楽天によるヴィキ(Viki)の買収、チャーニングループ(Chernin Group)とAT&Tによるクランチーロール(Crunchyroll)の買収などの例を挙げながら、ネット系の大手企業などがニッチな動画配信サービスを買収する例が相次いでいると指摘。これらのサービスに共通する長所として、一定のファン(顧客)層が存在し課金がしやすいことや、最大手のネットフリックス(Netflix)とは直接競合しないこと、コンテンツの確保にかかる費用が相対的に安く済むことなどを挙げている。
今回の買収を行うソフトバンクのネット・メディア部門(SoftBank Internet & Media Inc)は、元グーグル(Google)COOのニケシュ・アロラ(Nikesh Arora)氏のもとで、このところ積極的な投資や買収を進めていることが伝えられている。例えば、今月はじめには映画『Pacific Rim』『Godzilla』などを製作したハリウッドの映画製作会社レジェンダリー・エンターテインメント(Legendary Entertainment)へ2億5000万ドルを投資したことも明らかにされていた。
【参照情報】
・SoftBank Agrees to Acquire Korean Online Video Site DramaFever - Bloomberg
・Korean drama streaming site DramaFever is being acquired by SoftBank - GigaOM
・SoftBank Corp. investing $250 million in Legendary Entertainment - LA Times
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