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AR関連の米ベンチャー、マジックリープにグーグルらが5億4200万ドルを投資

2014.10.22

Updated by WirelessWire News編集部 on October 22, 2014, 13:46 pm JST

AR(Augmented-Reality)技術や関連するディスプレイなどの開発を手がけるマジックリープ(Magic Leap)というベンチャー企業に、グーグル(Google)をはじめとする大手IT企業や投資ファンドなどが、5億4200万ドルの出資を行ったという。5億ドルを超えるベンチャー投資は過去にも例がないことから、この資金調達に大きな注目が集まっているようだ。


(マジックリープが製作したデモビデオ「A Virtual Elephant」)

マジックリープ(本拠地はフロリダ州マイアミ)では、ユーザーの視界にCGイメージを投影できるウェアラブル端末を開発しており、同社ではこの端末について競合するオキュラス・リフト(Oculus Rift)などのVR端末と比べても、よりリアルな3D体験の提供が可能で、ユーザーには視界上にリアルな3Dの物体が存在しているように感じられるなどと説明しているという。

今回の増資にはグーグルのほかに、クアルコム・ベンチャーズ(Qualcomm Ventures)、クールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR & Co.、大手投資ファンド)、バルカン・キャピタル(Vulcan Capital)、クライナー・パーキンス(Kleiner Perkins Caufield & Byers)、アンドリーセン・ホロウィッツ(Andreessen Horowitz)なども参加。グーグルからは、Android、Chromeを統括するサンダル・ピチャイ氏(Sundar Pichai、同社シニアバイスプレジデント)がマジックリープの取締役に就任するほか、クアルコムのポール・ジェイコブス会長(Paul Jacobs)、グーグル幹部のドン・ハリソン氏(Don Harrison、コーポレート・デベロップメント部門バイスプレジデント)もマジックリープの社外取締役に就任するという。

WSJの情報筋によれば、今回の資金調達により、マジックリープの評価額は20億ドルとなったという。

【参照情報】
Google Leads $542 Million Deal in Secretive Startup Magic Leap - WSJ
Google Leads $542 Million Investment in Magic Leap - Bloomberg
Google Invests Heavily in Magic Leap's Effort to Blend Illusion and Reality - NYTimes

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