アップル、NFC機能の用途拡大を視野に提携交渉(The Information報道)
2014.10.28
Updated by WirelessWire News編集部 on October 28, 2014, 14:38 pm JST
2014.10.28
Updated by WirelessWire News編集部 on October 28, 2014, 14:38 pm JST
アップル(Apple)が最新スマートフォン「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」に搭載したNFC機能の用途を拡大するため、複数の外部企業とパートナーシップを結ぶための交渉を進めているという。The Informationが米国時間27日に情報筋の話として報じた。
The Informationによれば、アップルが協議を進めている相手は、NFC関連技術を提供するHIDグローバル(HID Global)やキュービック(Cubic)など。同社では建物のセキュリティ管理や交通機関の決済システムなど、様々な用途にNFC+Touch IDの仕組みを利用する可能性を探っているという。
最新型iPhoneに搭載されたNFC機能については、先週リリースされた「iOS 8.1」でアップル独自の決済システム「Apple Pay」が利用可能になったものの、現時点で使えるのはこの「Apple Pay」のみ。
但し、アップルは指紋認証機能「Touch ID」で、当初は自社サービスに用途を限定していたものの、「iOS 8」からはAPIを開放して外部開発者にも同機能を使えるようにしたという例があり、これを踏まえてNFCについても同様の措置が講じられるのではないかという見方が挙がっているという。
アップルは「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」以外に、2015年に発売予定の「Apple Watch」にもNFC機能を搭載するとしている。「Apple Watch」は「iPhone 5s」や「iPhone 5」にも対応予定であることから、同製品発売後には旧バージョンのiOS端末でも「Apple Pay」機能が利用可能になるとされている。
【参照情報】
・Apple seeks partners to enable NFC-based transit payments & building access for iPhone 6 & Watch - Apple Insider
・Apple in talks to expand NFC in iPhone 6 beyond Apple Pay, replace building keycards and transit tickets - 9to5 Mac
・Apple Eyes New Uses for NFC Beyond iPhone Payments - The Information
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