「Apple Pay」が上々の滑り出し - リリース後72時間で100万件以上のカード登録
2014.10.29
Updated by WirelessWire News編集部 on October 29, 2014, 14:50 pm JST
2014.10.29
Updated by WirelessWire News編集部 on October 29, 2014, 14:50 pm JST
アップル(Apple)が先週リリースした独自決済サービス「Apple Pay」について、同社のティム・クック(Tim Cook)CEOが「順調な滑り出し」となっていることを示唆したという。
WSJ主催のカンファレンスに登場したクック氏は、同サービスの開始から72時間で100万枚以上のクレジットカードが登録され、その後もアクティベーション数はさらに拡大しているなどと述べたという。
「Apple Pay」は現在、マクドナルド(McDonald's)、ウォルグリーンズ(Walgreens)、オフィスデポ(Office Depot)、サブウェイ(Subway)、メイシーズ(Macy's)など、米国内の22万箇所の小売店舗で利用可能になっている。いっぽう、ウォルマート(Wal-Mart)をはじめとする大手小売店チェーン各社は、独自に開発を進めるMerchant Customer Exchange(MCX)の仕組みを優先し、いまのところApple Payへの対応は予定していない。しかし、クック氏はこれらの各社についても、対応するのは時間の問題ではないかと考えているという。
なお、このカンファレンスのなかで、クック氏は「iOS 8」から採用された新たなセキュリティが捜査の障害になるとして米当局の非難を受けていることについても触れている。クック氏は、アップルがこの問題に関わるつもりはないとし、警察当局がモバイル端末などからの情報を得たければ、ユーザーに直接向かうべきだと主張。また、警察当局がユーザー情報にアクセスできるような仕組みを作れば、これは悪用される可能性もあると指摘している。
【参照情報】
・Apple CEO Tim Cook Happy With New Apple Pay Service - WSJ
・Apple Pay Already a Huge Hit, Cook Says - NYTimes
・Tim Cook says that Apple Pay is already the leader in contactless payments - The Verge
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