米調査会社IDCが現地時間29日、2014年第3四半期の世界のスマートフォン出荷台数に関するレポートを発表。同期には全体の出荷台数が3億台を突破、また中国のシャオミ（Xiaomi）が販売台数を大幅に伸ばし、サムスン（Samsung）、アップル（Apple）に続く第3位に浮上したという。

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IDCによれば、2014年第3四半期のスマートフォン出荷台数は3億2760万台で、前年同期比25.2%増、前期比では8.7%の増加を記録した。

メーカー別出荷台数では、サムスン（Samsung）が7910万台で首位を維持したものの、上位5社のなかで唯一の出荷台数が減少（前年同期比8.2%減）し、市場シェアも32.5%から23.8%に低下した。

また9月に「iPhone 6」および「iPhone 6 Plus」を投入したアップル（Apple）は、出荷台数3930万台（前年同期比16.1%増）で2位となった。ただし、シェアは12.9%から12.0%へとわずかに縮小した。

3位に浮上したシャオミ（Xiaomi）では出荷台数が前年同期比211.3%増の1730万台となり、シェアも5.3%に増加。また4位のレノボ（Lenovo）、5位LGも、前期に続いて出荷台数を大きく伸ばしており、レノボは前年同期比38%増の1690万台（シェア5.2%）、LGは同39.8%増の1680万台（シェア5.1%）となったという。

IDCのライアン・レイス（Ryan Reith）氏は、同期のスマートフォン市場について、新興市場が軒並み30%以上の増加を記録したのに対し、先進国市場での成長率が一桁台に鈍化したなどとコメントしている。

【参照情報】
・China's Xiaomi Becomes Third-Largest Smartphone Maker as Global Market Continues to Grow - Re/code
・Global smartphone market healthier than previously thought - CNET
・Xiaomi overtakes LG to become world's third-largest smartphone maker - 9to5 Google