Firefox、米国向けのデフォルト検索エンジンをYahooに切り替え
2014.11.21
Updated by WirelessWire News編集部 on November 21, 2014, 15:46 pm JST
2014.11.21
Updated by WirelessWire News編集部 on November 21, 2014, 15:46 pm JST
モジラ(Mozilla)とヤフー(Yahoo)は米国時間19日、両社が5年間のパートナー契約を結んだと発表。これにより、米国ではモジラのウェブブラウザ「Firefox」のデフォルト検索エンジンがGoogleからYahooに変更になるという。
Firefoxでは10年前からGoogleの検索エンジンがデフォルトとして採用されてきていたが、今回の契約締結により、今後米国向けのデフォルト検索エンジンはモバイル版・デスクトップ版のいずれでもYahooのものに変更されるほか、ヤフーでは「Firefox」ユーザー向けに新たな検索機能を提供する見込みだという。また、Firefoxでは広告目的でのユーザー追跡を防ぐ「Do Not Track」技術をサポートする予定とされている。いっぽう、欧州やアフリカ、南米でのデフォルト検索エンジンには引き続きGoogleのものが採用される。このほか、ロシアではYandex、中国ではBaiduがそれぞれデフォルト検索エンジンとなるという。
近年ウェブブラウザ市場でシェアを縮小しつつあるFirefoxだが、The Vergeによれば、同社は現在も約17%のシェアを保有しているという。また、同社のクリス・ベアード(Chris Beard)CEOによれば、同ブラウザ経由の検索回数は年間1000億回以上に上っているという。
なお、米国のFirefoxユーザーは検索オプションを変更することで、Googleを引き続き検索エンジンに設定することもできる。このほかの検索オプションには、
Bing、DuckDuckGo、Ebay、Amazon、Twitter、 Wikipediaなどが含まれるという。
【参照情報】
・Firefox dumps Google for search, signs on with Yahoo - CNET
・Mozilla CEO: It Wasn't Money -- Yahoo Was The Better Strategic Partner For Firefox - Marketing Land
・Firefox drops Google as default search engine, signs five-year deal with Yahoo - The Verge
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