英BT、携帯通信分野への再参入を検討 - EEもしくはO2の買収を視野に
2014.11.25
Updated by WirelessWire News編集部 on November 25, 2014, 12:14 pm JST
2014.11.25
Updated by WirelessWire News編集部 on November 25, 2014, 12:14 pm JST
ブリティッシュ・テレコム(British Telecommunications:BT)が、英大手携帯通信事業者のO2もしくはEEの買収を視野に、それぞれの関係者と交渉を進めているという。
Financial Timesによれば、 BTはO2の親会社であるスペインのテレフォニカ(Telefonica)と交渉を進めており、テレフォニカも現時点ではまだ予備段階のものとしながらBTとの交渉を認めたという。またWSJでは、テレフォニカがO2を譲渡する見返りとしてBT株式の20%取得を求めているとする話も伝えられている。いっぽう、EEの親会社であるドイツテレコム(Deutsche Telekom AG)および仏オランジェ(Orange SA)は現時点でコメントを差し控えているという。なおWSJでは、O2の評価額が140億ドル、EEの評価額は170億ドル程度とするアナリストの見方を紹介している。
O2の前身は、BTが2001年に切り離した携帯通信事業者BTセルネット(Cellnet)で、2005年にテレフォニカが同事業を買収していた。
英携帯通信市場では現在、EEが加入者数で首位、O2が同2位となっている。このため、いずれかの買収交渉がまとまれば、BTは英国で有線(固定線)サービスと携帯通信サービスの両方を提供する最大手の通信事業者として、有料TVサービスやインターネット接続、携帯通信サービスをバンドル提供できるようになる可能性がある。
【参照情報】
・BT in talks to buy EE or O2 in the UK - FT
・BT in Talks to Buy Telefónica's U.K. Unit - WSJ
・BT in Talks to Buy EE, O2 in U.K. to Add Wireless Service - Bloomberg
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