世界のインターネットユーザー数、30億人を突破(国連ITU調査)
2014.11.26
Updated by WirelessWire News編集部 on November 26, 2014, 13:57 pm JST
2014.11.26
Updated by WirelessWire News編集部 on November 26, 2014, 13:57 pm JST
国連の国際電気通信連合(United Nations' International Telecommunications Union:以下、ITU)が米国時間24日、世界のインターネット利用に関する年次報告書「Measuring the Information Society Report」をリリース。このなかで、世界のインターネットユーザー数が今年、30億人を突破したことが明らかにした。
ITUによれば、インターネットユーザー数は昨年の調査から全体で6.6%増加。内訳は先進国が8.7%、発展途上国が3.3%の増加となったという。また、直近5年間では発展途上国のインターネットユーザー数が倍増し、現在の世界のインターネットユーザーの3分の2を占めるまで拡大したという。
今回の調査によると、世界のインターネットユーザー数が30億人を突破したいっぽうで、依然としてネットを利用できない人々が約43億人おり、その90%が発展途上国に住む人々で、さらにそのうちの25億人が通信技術やインフラの問題からインターネット接続が限られた42の国に住んでいるという。
いっぽう、携帯電話分野については、世界の携帯電話加入者が2014年末までにほぼ世界人口と同じ70億人に達するとする見積もりも出されている。ただし、これは複数の契約を結ぶユーザーがいるためで、ITUでは世界の4億5千万人が依然として携帯通信にサービスエリア外に居住していると推測している。
なお、今回の報告書では、世界の166の国をITのアクセスや活用、スキルなどの面で評価し、ランク付けした「ICT Development Index」も発表されている。同ランキングでは、1位にデンマーク、2位に韓国、3位にスウェーデンが選ばれ、以下10位まで、アイスランド、英国、ノルウェー、オランダ、フィンランド、香港、ルクセンブルクと続き、日本は11位であった。
【参照情報】
・Global online population hits 3 billion: ITU - ZDNet
・Internet users surge to almost 3 billion worldwide - Fortune
・And the award for the world's most tech-savvy country goes to ... - The Register
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