アップル、ロシアでのオンライン販売を停止 - ルーブル乱高下の影響で
2014.12.17
Updated by WirelessWire News編集部 on December 17, 2014, 14:47 pm JST
2014.12.17
Updated by WirelessWire News編集部 on December 17, 2014, 14:47 pm JST
アップルは米国時間16日、ロシア通貨のルーブルが暴落したことを受け、同社がロシア国内向けに運営するオンラインストアでの製品販売を停止したことを明らかにした。
ロシアでは現在1998年以来の通貨危機が進行中で、Reutersによると今週に入ってからのルーブルの下落幅は対ドルで20%弱となったいっぽう、現地時間16日には中央銀行が大幅に金利を引き上げたことから10%以上上昇した場面もあったという。なおBloombergでは、16日にルーブルの下落率が一時80%に達した場面もあったとしている。
アップルは先ごろ、ルーブル安への対応として、ロシア国内での「iPhone 6」の販売価格を25%上げるなどの策を講じていたが、今回の販売停止はこのところのルーブルの乱高下に対応しきれなくなったためと思われる。なお、同社からは「製品の価格を見直し中」などとするコメントが出されている。
Bloombergでは、IDCの調査結果として、ロシアにおけるiPhone販売台数は、世界全体からみるとあまり大きくなく、2013年に世界で販売された1億5300万台のうち、ロシアで販売台数は157万台にすぎなかったと記している。
【参照情報】
・Apple Stops Online Sales in Russia Over Ruble Fluctuations - Bloomberg
・Apple halts online sales to Russia as the ruble plunges in value - The Verge
・Russian ruble suffers steepest drop in 16 years - Reuters
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