容量わずか252KB - フェイスブック、新興国ユーザー向けのモバイルアプリ「Facebook Lite」をリリース
2015.01.27
Updated by WirelessWire News編集部 on January 27, 2015, 12:09 pm JST
2015.01.27
Updated by WirelessWire News編集部 on January 27, 2015, 12:09 pm JST
フェイスブックが先ごろ、ローエンドのAndroid端末向けに開発した新たなアプリ「Facebook Lite」をリリースした。アジアやアフリカなどの新興市場向けに開発されたこのライト版は、252KBという軽量のアプリで、低速な2G回線での利用を想定したもの。フェイスブックはフィーチャーフォン向けに「Snaptu」というクライアントを開発していたが、「Facebook Lite」は同クライアントをベースに、プッシュ通知やカメラ連携機能といったAndroidの機能を加えたものになっているという。
TechCrunchによれば、同アプリは先週末にバングラデシュ、ネパール、ナイジェリア、南アフリカ、スーダン、スリランカ、ベトナム、ジンバブエなどに向けてリリース済み、ただし今後の展開についてははっきりしない部分も残っているという。
フェイスブックは同社が中心となって立ち上げたInternet.orgの取り組みを通じて、簡単にインターネットに接続できる環境にない世界の約3分の2(約50億人)の人々を対象に、より安価なインターネット接続手段の開発・提供を目指している。また、フィリピンやパラグアイなどでユーザーへの無料インターネット接続を提供する試みなども行っているほか、無人機を利用したインターネット接続ついても関連プロジェクトを進めている。
【参照情報】
・Facebook's new app for developing countries is just 252KB - The Verge
・Facebook Is Testing A Simple App For Low-End Android Phones - TechCrunch
・Facebook Launches 'Lite' App for Users in the Developing World - WIRED
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