ベライゾン、大規模な資産売却を計画 - 最大で150億ドルにも(WSJ報道)
2015.02.03
Updated by WirelessWire News編集部 on February 3, 2015, 12:52 pm JST
2015.02.03
Updated by WirelessWire News編集部 on February 3, 2015, 12:52 pm JST
米ベライゾン・コミュニケーションズ(Verizon Communicationsg)が、自社の携帯基地局や有線通信ビジネスの一部など、あわせて最大150億ドル分の資産を売却する計画を進めているという。WSJが情報筋の話として米国時間2日に報じている。
WSJによれば、ベライゾンはこの件に関して複数の買い手と交渉を進めており、早ければ今週中にも取引成立が発表される可能性があるという。また、売却で得た資金については、ボーダフォン(Vodafone)から総額1300億ドルでベライゾン・ワイアレス(Verizon Wireless)株式を取得した際に生じた負債の返済や、先頃終了したAWS-3周波数帯オークションで落札したライセンスの代金支払いなどに充てる予定だという。ベライゾンはAWS-3帯オークションで104億ドル相当のライセンスを落札したことが先頃伝えられていた。
これとは別に、WSJではAT&Tでも資産売却の動きがあるとする話を伝えている。こちらは、AT&Tが自社のデータセンターの一部などを20億ドル以上で売却するべく、現在買い手を探しているというもの。AT&Tは先ごろのAWS-3周波数帯オークションで合わせて182億ドル分のライセンスを落札したことが明らかにされており、またその前にはこのライセンス取得を使途とする110億ドルを超える借入枠を確保したことも伝えられていた。
【参照情報】
・Verizon Near Deals to Sell $10 Billion in Assets - WSJ
・Verizon to say farewell to cell towers, wireline assets? - CNET
・Verizon close to deals to sell over $10 billion in assets: WSJ - Reuters
・AT&T Enters $11 Billion in Credit Pacts -- Update - Nasdaq
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