アップルのオンラインサービスで長時間の障害発生 - 約11時間後に復旧
2015.03.12
Updated by WirelessWire News編集部 on March 12, 2015, 14:09 pm JST
2015.03.12
Updated by WirelessWire News編集部 on March 12, 2015, 14:09 pm JST
アップル(Apple)が運営する「iTunes」や「App Store」などのオンラインサービスで米国時間11日午前5時ごろに障害が発生。全面復旧までに約11時間もかかったことから、BloombergやReutersでは「異例に長く続いた障害」("Unusually Long Outage")といった見出し入り記事でこのニュースを伝えている。
この障害で影響を受けたのは、「iTunes」「App Store」「iBooks Store」「iCloud mail」など多岐にわたり、OS XのSoftware Updateなどでも正常にアップデートができない状態が続いた。Bloombergでは、「内部のDNSにエラーが発生したのが原因」などとするアップルの声明を引用している。またTWNでは、このシステム障害が世界各国で発生していたとも伝えられている。
アップルでは、昨年9月にもiTunes Storeでシステム障害が発生したことがあったが、この際には6時間たらずでサービスが復旧していた。このことから、ダニエル・アーンスト(Daniel Ernst)氏というハドソンスクウェアリサーチ(Hudson Square Research)のアナリストは、「これほど長く続いたシステム障害というのは記憶にない」「経営に直接的な影響が出ることはないと思うが、われわれのクラウドへの依存度が増すなかで、こうしたトラブルがIT業界全体で発生することになると思われる」などとBloombergにコメントしている。
【参照情報】
・Apple ITunes, App Stores Reopens After Unusually Long Outage - Bloomberg
・Apple's iTunes, App Stores back online after unusually long outage - Reuters
・Apple's iTunes Store is having problems and iTunes Connect is down [Update: It's finally back!] - TNW
おすすめ記事と編集部のお知らせをお送りします。(毎週月曜日配信)
登録はこちら