米当局、自動車のリモート・ハッキング問題で車載オーディオシステムメーカーを調査
Watch out! Your car stereo might helping hackers
2015.08.05
Updated by WirelessWire News編集部 on August 5, 2015, 12:41 pm JST
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2015.08.05
Updated by WirelessWire News編集部 on August 5, 2015, 12:41 pm JST
米道路安全交通局(National Highway Traffic Safety Administration、NHTSA)が、カーオーディオ/車載情報システムメーカーのハーマン・インターナショナル・インダストリーズ(Harman International Industries;以下、ハーマン)の調査に載りだしていることが米国時間7月29日に明らかになった。
同社は、先ごろサイバーセキュリティ関連の問題を理由に約140万台のリコールが発表されたフィアット・クライスラー製の自動車に車載情報システムを供給しており、NHTSAでは最大280万台の「Harman Kardon」製システムに同様の問題が含まれている可能性があるとしている。
Bloombergによると、「Harman Kardon」の車載情報システムは、フィアット・クライスラーのほか、BMWやスバル、メルセデスベンツ(Mercedes-Benz)などの自動車にも採用されているという。またハーマンはReutersに対し、今回の問題についてフィアット・クライスラー以外の自動車への影響を否定している。
フィアット・クライスラーは、Chryslerブランドの車輌に搭載される「UConnect」テレマティクス・システムに見つかったバグが原因で、車体が乗っ取られる可能性が浮上したことから、7月下旬にあわせて約140万台のリコールを発表していた。
【参照情報】
・U.S. Widens Probe of Car Radios That May Be Vulnerable to Hacks - Bloomberg
・Car hacking risk may be broader than Fiat Chrysler: U.S. regulator - Reuters
・ODI Resume(PDF) - NHTSA
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