画像はイメージです © horumonworks - Fotolia.com
ドローンによる航空機事故のリスクが大幅増加 (米FAA調査)
Like it or not, drone could have caused aircraft crashes
2015.08.17
Updated by WirelessWire News編集部 on August 17, 2015, 12:12 pm JST
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Like it or not, drone could have caused aircraft crashes
2015.08.17
Updated by WirelessWire News編集部 on August 17, 2015, 12:12 pm JST
米連邦航空局(Federal Aviation Administration、FAA)が米国時間12日に発表した調査結果によると、米国では今年に入って航空機のパイロットが飛行中にドローンと遭遇するケースが大幅に増加しているという。
FAAによると、航空機がドローンと遭遇したケースは昨年1年間で238件が報告されていた。それに対し、今年の報告件数は8月9日時点ですでに650件に達しており、今年末までには1000件を超える見通しだという。
FAAでは、ドローンと飛行機による衝突事故が飛行機のエンジンにダメージを与え、大きな事故につながる可能性を危険視しているほか、ドローンによって飛行中のパイロットの注意が逸らされる可能性についても懸念を示している。また報告の中では、カリフォルニア州で緊急医療用ヘリコプターが高度約300mを飛行中するドローンに遭遇し、回避的措置を取らなければならなかったケースなども挙げられている。
なお、FAAの現行ルールでは、空港から5マイル(約8km)以内でドローンを飛ばす際は事前に同局の許可を得ることや、操縦者はドローンを航空機から離れたところで飛ばすことなどが義務付けられている。
業界団体によると、米国ではこれまでにあわせて50万台以上のドローンが販売されており、これらの多くが地上数千フィートの高さを飛行できるものだという。
【参照情報】
・FAA: Drone sightings on pace to quadruple this year - USA Today
・Drone-Plane Safety Incidents Seen Quadrupling, U.S. FAA Says - Bloomberg
・Irresponsible drone use is on the rise, says FAA - The Verge
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