調査会社ガートナー（Gartner）が米国時間20日に発表した新たな調査結果によると、2015年第2四半期のスマートフォン販売台数は世界全体で前年同期比13.5%増の3億3000万台となり、伸び率は2013年以来の低水準に留まったという。

この成長減速の主な要因は、世界全体の30%を占める中国市場での販売台数が前年比ｰ4%と初めて減少に転じたことで、「中国の携帯電話市場は飽和状態に達し、現在は買い換え需要が中心になっている」などと同調査をまとめたガートナー担当者は指摘している。

同期のメーカー別販売台数シェアは、サムスン（Samsung）が首位をキープしたものの、同社のシェアは21.9%で前年同期の26.2%から大幅減少。いっぽう、2位につけたアップル（Apple）は、中国での販売台数が前年同期比68%増となり、シェアも前年同期の12.2%から14.6%まで拡大。なお、3位〜5位にはファーウェイ（Huawei）、レノボ（Lenovo）、シャオミ（Xiaomi）といずれも中国のメーカーが入っている。

【参照情報】
・Gartner Says Worldwide Smartphone Sales Recorded Slowest Growth Rate Since 2013 - Gartner
・China smartphone sales fall for first time: Gartner - Reuters
・96.8 percent of new smartphones sold are either iPhone or Android devices - The Verge