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降水確率を知らせる「傘立て」、ゴミ収集日を教える「ゴミ箱」--KDDIがIoT雑貨を発売

Talking umbrella stand and talking trash can!?

2015.08.25

Updated by Naohisa Iwamoto on August 25, 2015, 20:29 pm JST

KDDIは2015年8月25日、同日に提供を開始したショッピングサービス「au WALLET Market」で販売する商品として、IoTを活用したauオリジナルのインテリア雑貨の販売を開始したと発表した。

第一弾として発売したのは、「傘立て(Umbrella stand)」と「ゴミ箱(Dust bin)」。いずれもアプリックスIPホールディングスが提供する組み込み用Beaconの「お知らせビーコン」を採用し、スマートフォンとBluetooth Low Energy (BLE)により通信が可能だ。スマートフォンに専用アプリの「Mono Manager」をインストールして利用する。

▼IoT雑貨の「ゴミ箱(Dust bin)」(左)と「傘立て(Umbrella stand)」20150825_kddi001

傘立ての「Umbrella stand」は、「今日、傘を持っていく必要があるかどうか」を傘立ての底部に内蔵したLEDの色で知らせる。専用アプリをインストールしたスマートフォンを持って傘立てに近づくと、BLEにより通信が行われて、その日の降水確率に応じて晴れならオレンジ、曇りなら白、雨なら青に光る。スマートフォンのアプリ「Mono Manager」にも通知が届き、天気の詳細情報を確認できる。

ゴミ箱の「Dust Bin」は、忘れがちなゴミ収集日をLEDの発光で知らせてくれる。あらかじめアプリには、自宅などのゴミ収集日のスケジュールを登録しておく。アプリをインストールしたスマートフォンを持ってゴミ箱に近づくと、LEDの色で可燃ごみや不燃ごみ、資源ごみなどの収集日を知らせる。

いずれも、デザイナーの倉本仁/JIN KURAMOTO STUDIOのデザインによるもの。製品開発、製造はFOXが受け持つ。雑貨にIoTの機能を搭載することで、スマートフォンを介してインターネットから情報を収集してリアルタイムに表示させることが可能になる。生活に密着した形で、手軽に最新の情報などを入手できるようになることで、生活の利便性の向上が見込める。

【報道発表資料】
スマホで生活をちょっと便利に!IoTを活用したauオリジナルのインテリア雑貨を「au WALLET Market」で発売!(KDDI)
アプリックスIPホールディングス「お知らせビーコン」がKDDIのIoT製品で採用 (アプリックスIPホールディングス)

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。

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