オキュラス、サムスン製「Gear VR」の最新機種を発表 – コンテンツ配信で提携も

オキュラス、サムスン製「Gear VR」の最新機種を発表 - コンテンツ配信で提携も

2015.09.25

Updated by WirelessWire News編集部 on September 25, 2015, 10:35 am JST

サムスン（Samsung）と、フェイスブック（Facebook）傘下のオキュラス（Oculus）が共同開発したVRヘッドセット「Gear VR」の最新版が、米国時間24日にオキュラスの「Connect」イベントで発表された。

The Vergeなどによると、新たなGear VRは価格が99ドルで前モデルの約半額となり、また2015年にリリースされたサムスン製スマートフォンの全機種に対応するという（前モデルでは「Galaxy S6」「Galaxy Note 4」にしか対応していなかった）。発売時期については、米国では今年11月のブラックフライデー前にリリースされる予定で、その後世界各国でもリリースされる予定があるという。

いっぽうコンテンツについては、オキュラスが同ヘッドセット向けに映画やビデオゲームなどのストリーミング配信サービスを提供する新たな計画を発表。同社はこのために米映画配給・製作大手の21世紀フォックス（21st Century Fox）、ライオンズゲート・エンターテイメント（Lions Gate Entertainment）、マイクロソフト傘下のゲーム会社マインクラフト（Minecraft）、ゲーム動画ストリーミングサービスのトゥウィッチ（Twitch）、ストリーミング動画サービスのネットフリックス（Netflix）やフールー（Hulu）の各社と提携したことを明らかにした。

VRヘッドセットの分野では、サムスン/オキュラスのほか、HTCもゲーム会社のバルブ（Valve）と共同で製品開発を進めており、今年中に端末をリリースするとみられている。またソニーも同社の「PlayStation」に対応するVRヘッドセットの開発を進められている。