モバイルアプリやIoTに必要な機能をクラウドで提供、KDDIの「mBaaS by Kii」
2015.09.29
Updated by Naohisa Iwamoto on September 29, 2015, 20:38 pm JST
2015.09.29
Updated by Naohisa Iwamoto on September 29, 2015, 20:38 pm JST
KDDIは2015年9月29日、モバイルアプリ/IoTデバイス開発基盤の「mBaaS by Kii」(以下、Kii)を9月30日から提供すると発表した。Kiiは法人向けクラウド基盤「KDDIクラウドプラットフォームサービス」(以下、KCPS)の機能として提供する。
Kiiは、モバイルアプリやIoTデバイスのサーバー側の機能をクラウド上で利用できるようにするサービス。ユーザー企業は、自社でサーバーの開発、運用、保守が不要になることで、迅速に低コストでモバイルアプリやIoTデバイスの利用が可能になる。Kiiで提供する機能は、APIを呼び出すことで利用が可能なため、容易にアプリへ機能を実装できる。
▼「mBaaS by Kii」のサービス提供イメージ(ニュースリリースより)
Kiiの特徴の1つは、イントラネット回線のサポートをしたこと。IoTデバイスやモバイル端末を接続するインターネット回線に加えて、KDDI Wide Area Virtual Switchによるセキュアなイントラネット回線接続を標準でサポートする。KDDIでは、イントラネット回線を標準でサポートするモバイルアプリ/IoTデバイス開発基盤の提供は国内で初めてという。
Kiiは以下の機能を提供する。アプリ利用ユーザーの登録や認証を行う「ユーザ管理」、アプリで発生したデータの保存や集計などを行う「データ管理」、モバイル端末に通知を配信する「プッシュ通知」、モバイル端末の位置情報を管理する「位置情報」、ユーザー固有のプログラムが実行可能な「サーバー拡張機能」、アプリのイベントやデータを可視化してPDCAサイクル運用を実現する「アプリ分析」、UXやUIの最適化につなげる「A/Bテスト」、モノ情報の登録・変更・削除・取得などを行う「モノ管理」--である。
【報道発表資料】
・「迅速」・「簡単」・「安価」にアプリの開発が可能に! 国内初のイントラネット接続型モバイルアプリ/IoTデバイス開発基盤「mBaaS by Kii」の提供について
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