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フェイスブック、サハラ以南のアフリカで衛星インターネットを提供へ
2015.10.06
Updated by WirelessWire News編集部 on October 6, 2015, 11:53 am JST
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2015.10.06
Updated by WirelessWire News編集部 on October 6, 2015, 11:53 am JST
フェイスブック(Facebook)は米国時間5日、フランスの人工衛星関連企業ユーテルサット(Euterlsat)と提携し、サハラ以南のアフリカ市場に衛星を利用したブロードバンド接続サービスを提供していくことを明らかにした。
VentureBeatなどによると、フェイスブックとユーテルサットはイスラエルのスペースコム(Spacecom)が年内の打ち上げを予定する「AMOS-6」衛星の帯域を利用する予定で、2016年下旬にも通信サービスを開始する見通し。また、インターネット提供エリアはアフリカの西部・東部・南部の14か国にまたがり、現地のパートナー企業とも協力してサービスを提供することになるという。なお、今回のプロジェクトにあたって、ユーテルサットはロンドンに新会社を設立中とされている。
フェイスブックではInternet.orgの取り組みを通じて、インターネットをまだ利用していない世界の約3分の2(約50億人)の人々にネット接続環境を提供しようとしており、その一環として人工衛星や無人機、レーザーなどを利用したインターネット接続技術の研究開発を進めているほか、一部の発展途上地域では携帯通信端末のユーザーがデータ通信料を気にせずサービスを利用できるように通信料を肩代わりするサービスも提供している。ただし、通信料肩代わりの施策に対してはインドなどで「インターネット中立性」に関する懸念から異議を唱える声もあがっていることも伝えられていた。
【参照情報】
・Facebook will use satellites to bring broadband to large parts of Africa - VentureBeat
・Facebook will use a satellite to deliver internet access to sub-Saharan Africa - The Verge
・Facebook reaches deal to beam internet to Africa from space - Telegraph
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