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海外プライバシー・パーソナルデータ関連情報(2015/10/6号)

2015.10.06

Updated by WirelessWire News編集部 on 10月 6, 2015, 19:01 pm JST

独VWによる排ガス規制の不正回避事件によって、IoTにおけるデータの信頼性という大きな課題が表面化している。各ニュースの詳細については、原文のリンクを参照されたい。

ビジネス

デバイスが吐き出すデータがソフトウェアによって操作可能なら、その信頼性をどのように担保すべきかという、根本的な問いかけがなされている。

独VW社の不正により、IoTにおけるデータの信頼性という重篤な課題が浮き彫りに
Volkswagen Exposes Massive Flaw In The Internet Of Things
独VW社による排ガス粉飾事件によって、IoTにおける「データの信頼性」が揺らいでいる。センサーデバイスのソフトによってデータが操作される可能性が広く知られ、そのことによってIoTのエコシステムの核となるデータの信頼性をいかに担保するかという課題が、メーカーや標準化団体に突きつけられている。

ソーシャルメディアにおける企業とユーザーのエンゲージメントをシンプルに喜ぶ時代の終焉か。

ソーシャルメディアにおける企業とユーザーの関係性に変化の兆し、企業に慎重さが求められる
On Instagram and Other Social Media, Redefining ‘User Engagement’
instagramなどのソーシャルメディアに、ユーザーがブランドを身につけブランド名のハッシュタグを付けて投稿した画像を、ブランドが宣伝のために利用することでトラブルが多発している。背景にはユーザー側のプライバシーの意識が変化があり、公開され自社名のハッシュタグがついた画像でも企業は利用に際して慎重さや丁寧さが求められるようになっている。

法律・規制

米企業によるEUへのアクションは、EU米国間のセーフハーバー協定見直しを見据えての発言か。

米マーケティング企業のプライバシーオフィサー、EUのデータ保護方針に警鐘
EU data protection laws will stifle big data and the internet economy, warns Acxiom European privacy officer
米アクシオムの欧州担当プライバシーオフィサーが、EUの厳しいデータ保護方針によってビッグデータやインターネット経済の発展が阻害されると警告。現在、制定に向けて作業中のデータ保護規則は、原則禁止で特定の行為のみ許可される方式になっており、そうした方針では新しい技術の登場に対応できずに、結果的に産業の発展を阻害するとしている。

EUでは「忘れられる権利」すなわちプライバシー権は人権だという認識のため、すべての国はそれを守ってしかるべきだという背景が考えられる。

仏CNIL、非欧州企業も欧州内では欧州の法律の完全な遵守を求める
Google Ordered to Comply with Ruling of European High Court
仏CNILはCNILはGoogleに対し、欧州司法裁判所の「忘れられる権利」に関する判決に従い、すべての国で個人情報へのリンクを取り除くよう命令した。CNIL議長は、この決定を「欧州でサービスを提供している非欧州企業に欧州の法律を完全に遵守するよう単に求めただけだ」と述べている。

前出と同内容だがGoogle側の反論の意志が明らかに。また、Googleに関してはこの他にAndroid OS上における競合他社のサービス排除の疑いで米国当局が捜査を予定しているとのニュースも。

仏当局、Googleに対して「忘れられる権利」の執行をすべての国で行うことを指示
Google’s week: French data protection pressure, Drive security boost and Android antitrust activity
フランスのデータ保護当局はGoogleに、「忘れられる権利」に基づいた検索結果からの個人に関する特定の情報の削除は、EU内だけでなく米国などを含むすべての国で実施せよと指示した。これに対してGoogleは異論をとなえることを表明している。

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