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米地質研究所、地震発生の把握にツイッター・データを活用
2015.10.09
Updated by WirelessWire News編集部 on October 9, 2015, 13:08 pm JST
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2015.10.09
Updated by WirelessWire News編集部 on October 9, 2015, 13:08 pm JST
米地質研究所(US Geological Survey、USGS)で、ツイッター(Twitter)に公開されるユーザーのつぶやき(tweet)データを地震感知に役立てる取り組みが進められているという。ツイッターが米国時間7日に明らかにした。
ツイッターのブログによると、USGSの地震情報センター(National Earthquake Information Center)では現在世界の約2000カ所に地震センサーを設置しているものの、そのほとんどが米国内で、国外やセンサー設置箇所から離れた場所で発生した地震はこれまで把握が難しかったという。
同ブログによると、USGSはツイッターが公開するAPIを利用してフィルタリングした一部のツイートを、全世界で発生する地震の感知に役立てている。具体的には、地震発生時にユーザーが7文字以下でリンクやマグニチュードの数字などを含まないツイートをする傾向があり、こうしたツイートを追うことで地震発生を効果的に把握できるようになり、それに伴って地震発生から通常2分以内にアラートを発することも可能になったという。またツイッターのデータが役立った実例として、2014年にカリフォルニア州ナパで発生した地震のケースがあげられており、この時には地震発生からUSGSによる把握までに29秒しかかからなかったという。
【参照情報】
・How the USGS uses Twitter data to track earthquakes - Twitter
・The US is using Twitter to detect earthquakes - The Verge
・Twitter is Being Used by USGS to Detect Earthquakes - NBCNews
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