ツイッター（Twitter）が従業員の8%にあたる336人を削減するリストラ計画を米国時間13日に明らかにした。正式なCEOに就任したばかりのジャック・ドーシー（Jack Dorsey）がさっそく組織の効率化に動きだしたなどと各媒体が伝えている。

この話題を報じたThe Vergeなどによると、このリストラは組織運営の効率化や製品開発の迅速化などを目的として実施されるもので、削減の主な対象は製品開発ならびにエンジニアリング部門の人員とされている。ツイッターの従業員数は6月末時点で約4100人で1年前に比べて約800人増加していたとWSJは記している。またRe/codeは、ツイッターでは人員増加に伴い、個別のプロジェクトに関して誰がどのような責任を負うかといった点が曖昧になる問題が生じ、ドーシー氏が6月にこの問題を是正する必要があると発言していたと記している。

ツイッターは一昨年に株式上場を果たしていたものの、上場後はユーザー数や広告売上の増化が期待に届かず、株価も伸び悩んでいた。こういったなかで今年6月、当時のディック・コストロ（Dick Costolo）CEOが退任を発表。その後、暫定CEOとなっていたジャック・ドーシー（Jack Dorsey）氏が今年10月に正式なCEOに指名されていた。

【参照情報】
・Twitter laying off 8 percent of employees - The Verge
・Twitter Will Cut More Than 300 Employees, 8 Percent of Staff - Re/code
・Twitter Shares Rise Amid Job Cuts - WSJ