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米スクウェアが株式公開 - 取引初日に株価45%上昇
2015.11.20
Updated by WirelessWire News編集部 on November 20, 2015, 13:16 pm JST
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2015.11.20
Updated by WirelessWire News編集部 on November 20, 2015, 13:16 pm JST
モバイル決済関連ベンチャーの米スクウェア(Square)が現地時間19日にニューヨーク株式市場に上場。同社の株価は、売出価格を約45%上回る13ドル7セントで初日の取引を終えたという。
スクウェアの株式公開は、公開前に10億ドルを超える評価額で資金を調達していたベンチャー企業(いわゆる「ユニコーン企業」)によるIPOの先駆けとして注目を集めていた。また公開前の資金調達時より低い売出価格が設定されたスクウェアの株式に対して、市場がどう反応するかという点にも注目が集まっていた。
スクウェアは昨年1株15ドル46セントの評価で資金調達を実施していたが、IPOに際しては当初1株11〜13ドルの売出価格を想定。また公開の直前には、これをさらに引き下げ、1株9ドルとしていた。Reutersでは、この設定には公開後の株価値上がりを狙った戦術とする市場関係者の見方が紹介されている。同時に、公開後に株価が大きく値上がりしたことで、高い評価額をつけたベンチャー企業に対する投資家の懐疑的な見方が払拭されるとする指摘もみられる。
スクウェアの時価総額は今回のIPOで約29億ドルとなったが、これは昨年の資金調達時につけた6億ドルの約半分。また同社が売り出した株式の金額はあわせて2億4300万ドルになったという。
【参照情報】
・Dorsey's Square jumps in market debut, offering hope to startups - Reuters
・Square Shares Jumps on Trading Debut - NYTimes
・Square, Match Surge in Trading Debuts - WSJ
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