英Raspberry Pi財団が現地時間26日、同団体で開発・販売する小型コンピューター「Raspberry Pi」の最新機種「Raspberry Pi Zero」を発表・発売した。最新のRaspberry Piは5ドルという価格設定で、オリジナル・モデルよりも小型出有りながら処理能力は向上しているという。

同財団によると、「Raspberry Pi Zero」はブロードコム（Broadcom）製1GHz「BCM 2835」アプリケーションプロセッサを搭載し、処理能力はオリジナル・モデルに比べて約40%向上。また512MBのRAMやmicro-SDカードスロット、1080pの60fps動画が出力可能なmini-HDMIソケットなどを備え、大きさはこれまでのモデルでもっとも小さいという。

オリジナルのRaspberry Piは25ドルでリリースされ、プログラミング教育用コンピューターとして多数が販売されていたが、Raspberry Pi財団はさらなる低価格化によって、より多くの人にとって手が届くものにしたい考えとしている。

なお、英国では26日発売のRaspberri Pi専門誌「MagPi」最新号の付録として「Raspberry Pi Zero」が無料で配布されるという。

【参照情報】
・RASPBERRY PI ZERO: THE $5 COMPUTER - Raspberry Pi
・Raspberry Pi’s latest computer costs just $5 - TNW
・Today I'm thankful for Raspberry Pi and its $5 Zero computer - The Verge