アマゾン、「Prime Air」用ドローンの新型プロトタイプを披露
2015.12.01
Updated by WirelessWire News編集部 on December 1, 2015, 11:25 am JST
2015.12.01
Updated by WirelessWire News編集部 on December 1, 2015, 11:25 am JST
アマゾン(Amazon)が米国時間29日、小型ドローンを使った商品配送サービス「Prime Air」用に開発した新しいプロトタイプを披露。同社が新しいプロトタイプを披露するのは2年ぶり。
新しいプロトタイプは、ヘリコプターと飛行機の要素を併せ持つ点が特徴で、具体的にはヘリコプターのような垂直離着陸だけでなく、機体後部のプロペラをつかった水平飛行も可能。また飛行中に障害物を感知・回避する技術を搭載しているという。同機は飛行範囲が15マイル(約24km)で最高速度は時速55マイル(約88km)、高度400フィード(約121m)付近まで上昇が可能とされている。
この話題に触れたTech Crunchでは、新たなドローンのデザインについて、都市部での飛行にはまだ課題も多いとしつつ、郊外や田舎では十分機能するのではないかと指摘している。
ドローンを活用した配送サービスについては、現在グーグル(Google)やウォルマート(Walmart)でも同様の計画を進めている。ただし、現在は米連邦航空局(FAA)で新たなルールの検討が行われており、今後さらに時間がかかるとみられている。アマゾンでは、FAAのルールが定まり次第ドローン配送サービスを開始するとしていた。
なお、アマゾンは今回発表したドローンの他にも、異なる環境に合わせた様々な機種を開発しているという。
【参照情報】
・Amazon teases Prime Air delivery and 'a whole family' of drones in new ad with Jeremy Clarkson - The Verge
・Amazon Touts New Drone Prototype, Plans Multiple Designs - WSJ
・Amazon Shows Off New Prime Air Drone With Hybrid Design - TechCrunch
おすすめ記事と編集部のお知らせをお送りします。(毎週月曜日配信)
登録はこちら