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Magic Leap Demo

謎のAR関連ベンチャー、マジックリープが新たに8億2700万ドルを調達

2015.12.10

Updated by WirelessWire News編集部 on December 10, 2015, 12:43 pm JST

AR(Augmented-Reality)技術や関連ディスプレイなどの開発を手がけるとされる米マジックリープ(Magic Leap)が、新たに8億2700万ドルの資金を調達したことが米国時間9日に明らかになった。

Forbesによると、この資金調達はマジックリープがデラウェア州に提出した書類から明らかになったもの。また、マジックリープによる資金調達額は合計で14億ドルとなり、同社の評価額は推定37億ドルに達したという。なお、具体的な出資者の名前などは明らかになっていないという。

マジックリープは2014年に、グーグル(Google)をはじめとする大手IT企業や投資ファンドなどから5億4200万ドルの出資を受けており、また今年10月には、中国のアリババ(Alibaba)が2億ドル程度の出資を検討しているとする話も一部で流れていたという。

マジックリープはこれまで、同社の技術を断片的に紹介した動画などを公開しただけで、実際にどんな製品を開発しているのかなどは明らかにしていない。ただ、一部には「Light Fieldの原理を応用した技術で、ユーザーの網膜に直接3Dイメージを投影する形でCGと背後の様子を同時に見られるようにするのではないか」といった推測も流れていた。

さらに、今年10月にあったWSJ主催のカンファレンスでは、マジックリープ創業者のロニー・エイボヴィッツ(Rony Abovitz)CEOが、同社がフロリダ州南部にある元モトローラ(Motorola)の携帯電話機工場を使いながら、ハードウェア製品をつくろうとしていることや、この製品を数百万台から数千万台単位で出荷する想定であることなどを明らかにしてもいた。

【参照情報】
Secretive Augmented Reality Startup Magic Leap Raising $827 Million - Forbes
Google-backed Magic Leap is raising $827 million — before even releasing a product - Business Insider
Magic Leap Aims to Build Operating System for Augmented Reality - WSJ
Everything we know about Magic Leap, the most intriguing tech we've never tried - CNET

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