original image: © Vladimir Voronin - Fotolia.com
アップル、幹部人事の変更発表 - ジェフ・ウィリアムズ氏がCOOに昇格
2015.12.18
Updated by WirelessWire News編集部 on December 18, 2015, 12:00 pm JST
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2015.12.18
Updated by WirelessWire News編集部 on December 18, 2015, 12:00 pm JST
アップル(Apple)が米国時間16日、同社の新たな幹部人事を発表。これまでオペレーション担当シニアバイスプレジデント(SVP)を務めていたジェフ・ウィリアムズ(Jeff Williams)氏が最高執行責任者(Chief Operating Officer、COO)に昇格している。
ティム・クック(Tim Cook)CEOの懐刀とされるウィリアムズ氏は、1998年にアップルに入社し、これまでにサプライチェーンやオペレーションなどの責任者を務めてきた人物。近年では、スマートウォッチ「Apple Watch」の開発やオープンソースの医療研究向けプラットフォーム「ResearchKit」のプロジェクトなども担当。この話題に触れた9to5記事には、ウィリアムズ氏はすでに事実上のCOOの仕事をこなしている、との指摘もある。またWSJでは「ウィリアムズ氏のCOO昇格は、同氏がこれまで社内で受け持ってきた役割に正式な肩書きを与えた」とするアップルのある匿名の幹部のコメントを紹介。また、今回の人事でウィリアムズ氏が後継CEOの最有力候補に浮上したとは必ずしも言い切れないとするこの幹部の話も出ている。
アップルではクック氏が2011年にCEOに就任して以降、それまでクック氏が務めていたCOOのポストが空席になっていた。ウィリアムズ氏がジョニー・アイブ(Jony Ive、Chief Desing Officer)氏に続いて4人目の「C」クラス幹部となったことは、年間約3億台もの製品を製造・販売するアップルがサプライチェーンやオペレーションの管理を最重要事項と見なしていることの表れといえる。
このほか今回の人事では、プロセッサ開発を率いてきたジョニ−・スロウジ(Johny Srouji)氏のハードウェア技術担当SVP昇格、マーケティング担当SVPのフィル・シラー(Phil Schiller)氏のAppストア責任者兼任、さらにこれまで18年間同社のマーケティング・コミュニケーション責任者を務めていたヒロキ・アサイ(Hiroki Asai)氏に代わり、広告代理店グレイ・グループで複数の受賞経験などもあるトール・ミーレン(Tor Myhren)氏が同部門の新たな責任者に就任することも発表されている。
【参照情報】
・Apple Names Jeff Williams Chief Operating Officer - Apple
・Opinion: Today’s Apple promotions cover executive losses, hint at Apple’s future - 9to5 Mac
・Apple Names Jeff Williams First COO Since Tim Cook - WSJ
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