original image: Seba Della y Sole Bossio(CC BY)
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インド国内の携帯電話加入者数が10億人の大台に乗ったとするデータをインドの規制当局が現地時間30日に明らかにした。一国の携帯電話加入者数が10億人を超えるのは2012年の中国に続いて2か国め。
インドの規制当局によれば、同国の携帯電話加入者数は昨年10月、前月の9億9670万人から0.7%増加して10億300万人に到達。なおインドの人口は現在約12億5000万人で、単純計算すると携帯電話普及率は約82%になる。
インド市場では現在12社の携帯通信事業者がしのぎを削り、通話料金などの値下げ競争が激化。そのため、民間格付け会社のフィッチ・レーティングス(Fitch Ratings)は先ごろ「最終的には5社から6社の事業者が生き残り、残りの小規模な事業者は市場を去るか買収されるだろう」とする予想を発表し、2016年の同市場の見通しを従来の「安定的」から「ネガティブ」に引き下げていたという。
この話題に関連して、Bloombergでは、現在リライアンス・コミュニケーション(Reliance Communications)がエアセル(Aircel)やAFKシステマ(AFK Sistema)のインド事業の買収交渉を進めているという話や、インド市場3位のイデア ・セルラー(Idea Cellular)が先ごろ、ビデオコン・テレコミュニケーション(Videocon Telecommunications)から周波数帯を買収したという話が紹介されている。
【参照情報】
・India Becomes Mobile-Phone Market With a Billion Subscribers - Bloomberg
・India mobile subscribers rise to more than 1 billion - Reuters
・INDIA NOW HAS OVER 1 BILLION MOBILE SUBSCRIBERS - Digital Trend
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