original image: Maurizio Pesce(CC BY)
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グーグル(Google)が、バーチャルリアリティ(VR)関連の取り組みを手掛ける新部門の設立準備を進めているとする情報筋の話を、Re/codeが米国時間12日に報じた。VR分野で先行するフェイスブック(Facebook)やマイクロソフト(Microsoft)などへのキャッチアップを図る狙いがあるとされている。
Re/codeによると、新設されるVR部門の責任者には現在「Google Apps」を統括するクレイ・ベイバー(Clay Bavor)氏という幹部が就任する見込み。同氏は製品管理担当VPとして「Gmail」「 Google Drive」「Google Docs」などを統括する傍ら、ダンボール製の簡易VRヘッドセット「Google Cardboard」の開発も率いてきており、新部門設立後はVR分野の取り組みに集中することになる。なお、これまでベイパー氏の新部門移行に伴い、Apps部門の責任者はクラウド部門を率いるダイアン・グリーン(Diane Greene)氏が兼任することになるという。
グーグルはVR分野ですでに「Google Cardboard」を利用した取り組みを進めており、NYTimesの新聞購読者や世界各国の教育機関向けに専用のコンテンツや教育ツールなどを提供している。また昨年5月には「Jump」というVRプラットフォームや、アクションカメラ・メーカーのゴープロ(GoPro)との提携を発表していた。
この話題に触れたBusiness Insiderでは、グーグルがVR専門部隊を発足させる理由について、同社がYouTube経由でのVRコンテンツ配信を視野に入れていると指摘している。
【参照情報】
・Google Now Has an Official Virtual Reality Boss to Take On Facebook’s Oculus - Re/code
・One huge reason Google just created a new virtual reality group - Business Insider
・Google looks serious about taking on Oculus with new VR division - TNW
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