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グーグル、ソーラードローンによる5Gインターネットの提供を計画(The Guardian報道)
2016.02.01
Updated by WirelessWire News編集部 on February 1, 2016, 13:26 pm JST
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2016.02.01
Updated by WirelessWire News編集部 on February 1, 2016, 13:26 pm JST
グーグル(Google)が、ソーラーエネルギーを動力源とするドローンを利用して、高速インターネット接続を提供することをめざすプロジェクトを密かに進めていると、The Guardianが英国時間29日に報じている。
The Guardianによると、「Project SkyBender」というこのプロジェクトで、グーグルは28GHz帯を利用するミリ波無線通信技術をつかった超高速なインターネット接続サービスの提供を目指しているという。5Gでの利用可能性も期待されるミリ波は、4G LTEに比べて最高40倍の通信速度を実現できる可能性があるいっぽう、通信可能な距離が短く、天候の影響を受けやすいといった課題もあるとされる。
グーグルは、気球を使った無線インターネット網構築プロジェクト「Project Loon」をすでに公表しているが、「Project SkyBender」も「Project Loon」と同じGoogle Accessという部門の取り組みという位置付け。同部門では、スペースポート・アメリカ(Spaceport America)というニューメキシコ州の施設にヴァージン・ギャラクティック(Virgin Galactic)が確保している格納庫のうち、1万5000平方フィート(約1400平方メートル)のスペースを間借りしているという。また、同社は同空港のターミナルとは別の場所に同プロジェクト専用の航空管制センターも設置しているという。またこの実験では、グーグルは2014年に買収したタイタン・エアロスペース(Titan Aerospace)のソーラードローンなどが使われることになるという。
なお、グーグルは先ごろ米連邦通信委員会(FCC)に提出した書類のなかで、地上高7万5000フィート付近にあるトランスミッターを介して電波を送受信する実験に言及し、こうした電波が人体にはほぼ無害であることなどを説明していたという。
【参照情報】
・Project Skybender: Google's secretive 5G internet drone tests revealed - The Guardian
・Google's Project SkyBender aims to beam 5G internet from solar-powered drones - The Verge
・Google has a secretive new drone project called SkyBender - Business Insider
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