capture image: Introducing Amazon Tap(amazon)
アマゾン、パーソナルアシスタント機能「Alexa」対応端末2機種を新たに投入
2016.03.04
Updated by WirelessWire News編集部 on March 4, 2016, 12:21 pm JST
capture image: Introducing Amazon Tap(amazon)
2016.03.04
Updated by WirelessWire News編集部 on March 4, 2016, 12:21 pm JST
アマゾン(Amazon)が米国時間3日、同社のパーソナルアシスタント機能「Alexa」に対応する新端末2機種を発表した。
Bluetoothスピーカーも兼ねる「Amazon Echo」は2014年の発売以来隠れたヒット商品となっており、同社のウェブサイトでもユーザーから高い評価を集めている。また音声認識機能を持つ「Alexa」は、当初6つに過ぎなかった命令の数が現在では300以上に増え、Amazon.comでの商品の注文から音楽の再生、対応するスマート家電の操作、Uberの手配などまで、さままざま命令に対応できるようになっている。
今回新たに発表されたのは、バッテリー稼働で持ち運びが可能な「Amazon Tap」ならびに外部スピーカーに接続してアマゾンのパーソナルアシスタント機能「Alexa」を利用できる「Echo Dot」の2つ。
このうち、「Amazon Tap」はEchoの3分の1ほどの大きさのポータブルスピーカーで、内蔵バッテリーで9時間の連続稼働が可能。ただし、常時音声コマンドを受け付けるEchoとは異なり、同端末は本体にあるボタンを押したときにだけ音声コマンドを受け付ける仕組みとなっている。「Amazon Tap」は本体価格が130ドルで今月中にリリース予定。また、別売りで保護用カバー(ラバーバンパー)も提供されるという。
いっぽう、「Echo Dot」は外部スピーカーとBluetoothもしくはケーブル経由で接続して使う前提で設計されており、オリジナルのEchoと同様に音声コマンドの常時聴き取りが可能。また「Echo Dot」は家庭内に複数のAlexa対応端末を設置したいユーザーのニーズに応える商品という位置付けで、まずは「Amazon Echo」もしくは「Fire TV」から音声コマンドで注文したアマゾンプライムのユーザーに向けて販売していくという。
なお、同日にはグーグルの「Nest」やハネウェル製のスマートサーモスタットも「Alexa」経由の音声コマンドで操作可能になることが発表されている。
アマゾンは人口知能を利用した音声認識・応答技術の「Alexa」を核とするプラットフォームづくりに力を入れており、今年初めには大手自動車メーカーのフォード(Ford)とも同技術に関する協力を進めていくことを発表していた。
https://youtu.be/5ugqcUYdHRA
https://youtu.be/24Hz9qjTDfw
【参照情報】
・Amazon Expands Alexa AI With New Tap and Dot Voice-Controlled Speakers - WSJ
・Amazon Unveils Two New Versions of Echo, Including One You Can Take to the Beach - Re/code
・Amazon adds the $130 Tap and the $90 Dot to the Echo family - TechCrunch
・Amazon's Alexa will be able to control Nest and Honeywell thermostats this month - The Verge
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