original image: PhotoAtelier(CC BY)
アップル、App Storeに検索広告モデル導入の動き(Bloomberg報道)
2016.04.15
Updated by WirelessWire News編集部 on April 15, 2016, 11:13 am JST
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2016.04.15
Updated by WirelessWire News編集部 on April 15, 2016, 11:13 am JST
アップル(Apple)が、iPhone/iPad用アプリを提供する「App Store」にペイドサーチ広告に相当する機能の追加を検討しているという。Bloombergが米国時間14日、情報筋の話として報じている。
Bloombergによると、アップルは「App Store」の機能改良を目的とする100人規模の秘密チームを組織しており、またこの取り組みの一部としてグーグル(Google)が「Google Play」ストアに導入しているようなペイドサーチの仕組みをApp Storeに追加することも検討しているという。この仕組みが実際に導入された場合、アップルに対価を支払った開発者のアプリが検索結果の上位に表示されるようになる可能性がある。そのため、資金力のある大手開発者が有利になる反面、個人や小規模な開発者は不利な立場に立たされるといった懸念もあるという。
この取り組みで「秘密チーム」を率いているのは、トッド・テレジ(Todd Teresi)氏という以前にiAdの責任者を務めていた人物とされる。また同チームのなかにはiAd部門から移ったエンジニアも多数含まれているという。
アップルでは昨年12月に、App Store担当の幹部が、それまでのエディ・キュー(Eddy Cue)氏からフィル・シラー(Phil Schiller)氏に交代していた。App Storeからの売上拡大を狙ったペイドサーチ導入というアイデアは、同サービスの検索機能強化とともに、シラー氏の意向に基づくものである可能性も考えられるとThe Vergeでは指摘している。
なお、現在検討されている変更点の具体的な適用時期などは不明’とされている。
【参照情報】
・Apple Pursues New Search Features for a Crowded App Store - Bloomberg
・Apple reportedly has 'secret team' working on big changes to App Store - The Verge
・Report: Apple to revamp App Store browsing, perhaps with paid search results - 9to5 Mac
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