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音楽フェス

YouTube、360度動画のライブストリーミング配信に対応

2016.04.19

Updated by WirelessWire News編集部 on April 19, 2016, 12:13 pm JST

アルファベット(Alphabet)傘下のYouTubeは米国時間18日、360度動画のライブストリーミング配信ならびにより臨場感のある空間音響技術「Spatial Audio」に対応したことを発表した。

YouTubeでは、2015年3月に360度動画に対応して以来、音楽や演劇、スポーツの試合などを撮影した360度動画のコンテンツを配信してきているが、今回新たにライブ配信もサポートしたことで、ユーザーがよりリアルな形でコンテンツを体験
できるようになるという。この話題に触れたWIREDなどでは、配信される動画の仕様について「解像度は最大1440p、60フレーム/秒」になるとしている。

YouTubeではこのライブ配信の第一弾として、今週末にカリフォルニア州で行われる音楽フェスティバル「Coachella」のパフォーマンスの一部を360度動画で配信する予定。

Spatial Audioのほうは、視聴しているコンテンツに合わせて距離の感覚や深みを感じられるよりリアルな音響を実現できる技術だという。同技術は当面はAndroid端末向けのみに提供されるものの、YouTubeでは今後対応プラットフォームを増やしていくとしている。

さらに、YouTubeはビデオスティッチ(VideoStitch)やトゥービッグイヤーズ(Two Big Ears)などの企業との協力も明らかにしており、これらの企業の360度動画ソフトウェアをYouTubeプラットフォームと互換可能にするとしている。また、開発者向けにはライブVRのストリーミングに関するAPIも公開するという。

360度動画の配信はフェイスブック(Facebook)などでもすでに行われているが、The Vergeでは360度動画について、将来的にVRコンテンツにつながる布石などとしつつ、現時点ではコンテンツの送受信に使われるインターネット回線の制約などから映像の画質が劣化してしまう場合が多いといった課題があるとも指摘している。

【参照情報】
One step closer to reality: introducing 360-degree live streaming and
spatial audio on YouTube
- YouTube
Live 360 YouTube Gets Us One Step Closer to the Matrix - WIRED
YouTube inches toward VR with 360-degree livestreaming and spatial audio - VentureBeat
YouTube introduces live 360 video, the gateway drug to virtual reality - The Verge

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