Image by Kārlis Dambrāns(CC BY)
アップル、次期「Apple Watch」に携帯通信機能を搭載か(WSJ報道)
2016.04.26
Updated by WirelessWire News編集部 on April 26, 2016, 11:37 am JST
Image by Kārlis Dambrāns(CC BY)
2016.04.26
Updated by WirelessWire News編集部 on April 26, 2016, 11:37 am JST
WSJが米国時間24日付けで公開した「Apple Watch」に関する記事のなかで、「
アップル(Apple)がApple Watchの次期モデルに携帯通信機能を追加するべく準備を進めている」とする一節が含まれていたことから、一部の他媒体でもこの話題に注目が集まっている。
WSJは、発売からまる1年が経過した「Apple Watch」の現状を伝えたこの記事のなかで、現行機種に対する不満点として挙げられている処理能力の不足(反応の遅さ)や、多くの場合にiPhoneを併用しなくてはならない問題を解消するため、アップルが次期モデルにより高速なプロセッサを搭載したり、携帯通信機能を追加する可能性があると述べている。
またWSJは、この記事のなかで、Apple Watchの発売1年目の販売台数が推定1200万〜1300万台に達したとするアナリストの見積もりに触れながら、この数字が本当であれば、1年目に610万台が販売された初代「iPhone」の2倍以上になると指摘。Apple Watchの推定販売台数と平均単価については、バーンスタイン・リサーチ(Bernstein Research)のトニ・サッコナーギ(Toni Sacconaghi)氏が「平均500ドルで1200万台」とするいっぽう、「Above Avalon」ブログを主催する独立系アナリストのニール・サイバート(Neil Cybart)氏は「平均450ドルで1300万台」と見積もっており、同製品の初年度の売上が60億ドル近くに達した可能性がある。なお、Apple Watchの市場シェアについて、昨年世界で販売されたスマートウォッチの61%を占めていたとする調査会社IDCのデータもWSJ記事では紹介されている。
アップルは、売上全体の約3分の2を占めるiPhoneの売れ行きが減速し、iPadの販売台数前年割れも続いている。そうしたなか、アップルに対して新たな収入源の確保を期待する投資家の声も高まっているが、WSJは今回の記事のなかで「Apple Watchにはまだこれという購入・使用目的が欠けている」などとし、機能の点でiPhoneやより安価な他社製フィットネストラッカー製品などとの明確な差別化を図る必要を指摘している。
【参照情報】
・Apple’s Watch Outpaced the iPhone in First Year - WSJ
・The next Apple Watch will reportedly have cellular connectivity - The Verge
・Apple Watch sequel reportedly includes cellular data - Engadget
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