capture image: Meet Daydream, Google's vision for virtual reality(CNET)
グーグル、「Android N」対応のVRプラットフォーム「Daydream」を発表
2016.05.19
Updated by WirelessWire News編集部 on May 19, 2016, 11:23 am JST
capture image: Meet Daydream, Google's vision for virtual reality(CNET)
2016.05.19
Updated by WirelessWire News編集部 on May 19, 2016, 11:23 am JST
グーグル(Google)は米国時間18日、同社の開発者向け「Google I/O」カンファレンスのなかで、Android OSの最新アップデート「Android N」で動作するVRプラットフォーム「Daydream」を発表。また、同プラットフォームに対応するスマートフォンやVRヘッドセット、モーションコントローラーを今年秋にも発売することを明らかにした。
Daydreamは、グーグルが2014年から提供している簡易VRヘッドセット「Google Cardboard」を高性能化した次世代VRシステムで、従来のものより反応速度に優れ、円滑なVR体験を得ることができるという。また、ほぼすべてのスマートフォンに対応していたCardboardと異なり、Daydreamは特定のセンサーやスクリーンを搭載する最新のAndroid Nスマートフォンだけで動作するが、これらの対応スマートフォンには「Android VR Mode」というモードが搭載されることになるという。
同日にはサムスン(Samsung)、HTC、シャオミ(Xiaomi)、ファーウェイ(Huawei)、ZTE、エイスース(Asus)、アルカテル(Alcatel)の8社から、Daydream対応のAndroid端末がリリースされる予定であることも発表された。また、グーグルはVRヘッドセットや専用コントローラーの開発も進めており、今回のカンファレンスではこれらのリファレンスデザインも披露されたという。
Daydreamに対応するコンテンツについては、グーグルが「YouTube」「Street View」「Google Play Store」「Play Movies」「Google Photo」といった同社のサービスでVR版の開発をすでに進めている。また、NYTimes、 WSJ、CNN、USA Today、HBO、ネットフリックス(Netflix)、ユービーアイソフト(Ubisoft)、エレクトロニックアーツ(Electronic Arts)、アイマックス(IMAX)、ライオンズゲート(Lionsgate)などの外部企業がDaydream向けのコンテンツを提供するという。
VR分野では、フェイスブック(Facebook)傘下のオキュラス(Oculus)やHTCから単独で動作するヘッドセットがすでに発売されており、サムスンもGalaxyスマートフォン向けの「Galaxy VR」を投入済み、また今年秋にはソニーも「PlayStation VR」をリリースする予定となっている。
【参照情報】
・Google Plans Virtual-Reality Operating System Called Daydream - WSJ
・Google Expands Virtual Reality Ambition With Headset, Controller - Bloomberg
・Daydream is Google’s Android-powered VR platform - The Verge
・Google's VR platform includes partnerships with HBO, Ubisoft, the NBA, and more - The Verge
おすすめ記事と編集部のお知らせをお送りします。(毎週月曜日配信)
登録はこちら