capture image: Driving the Chevy Bolt: An affordable electric car for everyone — CES 2016(The Verge)
GM、サンフランシスコでEVを使った自動運転車の公道実験開始
2016.05.20
Updated by WirelessWire News編集部 on May 20, 2016, 11:24 am JST
capture image: Driving the Chevy Bolt: An affordable electric car for everyone — CES 2016(The Verge)
2016.05.20
Updated by WirelessWire News編集部 on May 20, 2016, 11:24 am JST
米自動車メーカーのゼネラルモーターズ(General Motors、GM)に3月に買収されたクルーズ・オートメーション(Cruise Automation;以下、CA)が、今年後半にGMから発売される電気自動車(EV)「Chevy Bolt」を使った自動運転車の走行実験を、サンフランシスコ周辺の公道で進めていることを両社が米国時間19日に明らかにしたという。
CAは、GMに買収される前から同社が開発する自動運転技術を公道で実験しており、今年1月にはサンフランシスコの路上で車輌が
衝突事故に巻き込まれていたことも報じられていた。だが、GMがライドシェアリング・サービスによる採用も視野に入れて開発したとされる量産車「Chevy Bolt」を使ってCAが公道走行実験を行っているというニュースが報じられたのは今回が初めて。
今年のCESで発表された「Chevy Bolt」は、1回の充電で200マイル以上の距離を走行できることや、実質3万ドル以下の金額で消費者の手に渡ることなどが注目を集めていたEV。またGMと、同社が今年はじめに提携や5億ドルの出資を発表していたライドシェアリング・サービスのリフト(Lyft)が「1年以内のテスト開始」を予定する実験でも、自動走行機能付きの「Chevy Bolt」が使われることが今月はじめにWSJで報じられていた。
なお、リフトと競合するウーバーも同日、ピッツバーグ(オハイオ州)で数週間以内にフォード車(「Ford Fusion」)を使った公道走行実験を開始する予定であることを明らかにしている。
ライドシェアリング分野では先週、中国市場でウーバーと激しい競争を続けるディディ・チューシン(Didi Chuxing)に対して、アップル(Apple)が10億ドルを出資することが報じられて、大きな注目が集まっていた。また今月はじめに、グーグルとフィアット・クライスラー(Fiat Chrysler Automobiles、FCA)との自動走行車関連の提携が発表された際にも、FCAの製造する自動走行機能付き「Pacifica Hybrid」100台をグーグルがエリア限定で行うシャトルバス・サービスもしくはカープーリング(相乗り)サービスに利用するのではないかという見方が報じられていた。
【参照情報】
・GM and Cruise Automation admit they're testing self-driving Chevy Bolts - The Verge
・Self-driving Chevy Bolts are on the streets of San Francisco - The Verge
・A fleet of self-driving Chevy Bolt EV prototypes are currently on the streets of San Francisco - Electrek
・Startup’s self-driving test car crashes after driver takes control - The Verge
・GM, Lyft to Test Self-Driving Electric Taxis - WSJ
・Attention Pittsburgh, That Uber Is Learning to Drive Itself - WSJ
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